フィンランド出身のサミ・リンターラ(1969年生、写真右)とマルコ・カサグランデ(1971年生、写真左)の2人からなる建築家ユニット。
1998年結成、ヘルシンキを拠点とし活動。「ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展」(2000)、「横浜トリエンナーレ」(2001)などに出品。今夏のとかち国際現代アート展「デメーテル」に参加予定。
ウェブサイトの自己紹介文によれば、「一般的な建築作品に限らず、建築的なインスタレーション、ランドスケープ・インスタレーション、演劇やダンスの舞台などを手掛け、社会や環境を巡るビデオ作品やマルチメディア作品を発表し、レクチャーやワークショップを行っている」とのこと。
多様な表現手段を用いて、ヴァナキュラーな視点に基づきつつ、自然環境や社会性といったテーマに迫る作品を制作している。作品は、ランドスケープとしても成立するような大規模なものであり、また、ストーリー性をそこにうかがうこともできる。作品の概要については、ユニットのウェブサイトに写真つきで解説されているので、そちらを参照されたい。