1956年生。編集者・写真家。
『ポパイ』『ブルータス』などの雑誌編集者から出発し、その後フリーランスに。89年から92年にかけ、当時の現代美術を網羅的にフォローする全102巻の全集『ArT RANDOM』(京都書院)を出版。以降、美術や建築、デザインなどの分野で執筆活動を展開する傍ら、東京の安アパート部屋を生々しく活写したカタログ『TOKYO STYLE』(1993、京都書院)や、日本各地のキッチュなスポットを撮影記録した『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(1996、アスペクト、第23回木村伊兵衛賞、2000年に増補版がちくま文庫から)などを刊行し、それまでメジャーなメディアが伝えなかった対象を掬い上げ、既成の美術・建築のもつ領域設定に揺さぶりを掛ける。
2001年には『TOKYO STYLE』の第2弾である『賃貸宇宙』(筑摩書房)を刊行し、現在『TITLE』(文藝春秋社)にて「roadside USA」を連載中。
また、インターネット上の美術館 Internet Museum of Art のキュレーターも務める。デジタルデータの特性を活かし、過去の展覧会作品を常設展化できたり、作品データを観覧者が購入可能できたりするほか、入場料の半額が出品作家の収入となる点など、これまでのホワイトキューブでの展覧会に対するオルタナティヴな美術鑑賞の形態を示している。
■新着情報:
CafeTalk #3 でも話題に上りました「鳥羽国際秘宝館」が、現在、恵比寿のギャラリーにて展示されています。期間限定とのこと。横浜トリエンナーレで見損ねた方はぜひこの機会に。
以下、http://www.trans-g.com/より引用。
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ゑびす秘宝館 展
都築響一
2002年5月28日(火)〜7月28日(日)
11:00〜20:00
CLOSED: 月曜日
入場料 : 500円
トランスギャラリー
渋谷区恵比寿南2-12-19 トランスビル1F、B1F
03-5720-6471
http://www.trans-g.com/
art@trans-g.com
心あるアート・ファンの嘆きと、心ない地元民の嘲笑を浴びながら2000年に閉館した鳥羽国際秘宝館・SF未来館。昨年の横浜トリエンナーレで圧倒的な支持を集めた、あの空前絶後のエロティック・インスタレーション宇宙が、恵比寿によみがえります。横浜よりもパワーアップした内容で、2ヶ月間だけの限定公開。この先、当分ご開帳はありません! クールなギャラリー空間に花咲いた、欲情まみれの立体妄想。この機会にぜひ、ご覧ください。
館主・都築響一
■関連ウェブサイト:
http://wam.ascii.co.jp/regular/ts/
デジタル版 TOKYO STYLE ver.2。週間アスキーにて連載された83部屋がデジタルで。これは必見です! 閲覧にはこちらのプラグインが必要です。
http://www.so-net.ne.jp/ima/
IMA - Internet Museum of Art。出品作家に都築響一、大竹伸朗、キュピキュピ、宇川直宏、やなぎみわ、束芋、などの名前あり。入場700円。
http://www.chikumashobo.co.jp/wadai01.html#08
筑摩書房、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』の紹介。写真の掲載多数あり。
http://isweb35.infoseek.co.jp/art/kshoin/
京都書院。活動停止。『TOKYO STYLE』など入手不可。
http://www.jpf.go.jp/yt2001/cyber/artist/095_Tsuz/
「横浜トリエンナーレ2001」での作家データ。「精子宮」(鳥羽国際秘宝館)を出品。インタビューなど有り。
■関連情報:
表参道の書店Nadiffで次のようなフェアが。
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「ArT RANDOM」(コンテンポラリー・アート・ブック・シリーズ)フェア
5月31日(金)−6月16日(日)
80年代以降の現代美術をリアルタイムで掬い取った都築響一編集による伝説のアート・ブック・シリーズ「ArT RANDOM」全102巻(欠号3巻)をフル・ラインナップで特集します。大竹伸朗から始まるこのシリーズはニュー・ペインティングに象徴される絵画、インスタレーション、写真とそれぞれの分野でのニューウェーヴが咲き乱れた時代の貴重な資料です。ぜひご覧ください。
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http://www.nadiff.com/fair/mainpage.html より引用。
ちなみに、この「ArT RANDOM」シリーズではNo.97が川俣正。
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