1958年、岐阜市生まれ
東京芸術大学在学中の1982年、第３回日本グラフィック展(現アーバナート展)大賞、翌年、第30回ＡＤＣ賞最高賞、第１回JACA展グランプリの各賞を受賞。ダンボール素材を用いた作品で一世を風靡し、華々しいデビューを飾る。以降、広告、パッケージデザイン、パブリックアート、大型国際展、アート系TV番組のコメンテーター等、様々な場面で活躍。舞台美術にも精力的に取り組み、野田英樹の作品の中でも国内外共に評価の高い「赤鬼」（日本語版、初演、再演共に）では、国も時代も不明の抽象的な設定の戯曲にたいして、必要最低限の道具で視覚的かつ機能的に舞台の構築を担い、舞台を駆けまわる4名の役者をより際立たせた。昨今では、これら「もの」を作る活動の一方、「こと」の活動も多く、地元住民とのコミュニケーションを重視した観客参加型イベントやワークショップを行う。進行中のプロジェクトに「日比野美術研究室付属病院放送部」（アーカス研修プロジェクト、1999年〜）、「明後日新聞社文化事業部」（大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ、2003年〜）などがある。
主な著作に「100の指令」（朝日出版社）、「8万文字の絵 -表現することについて-」（PHP新書）がある。
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